南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の 日報問題をめぐり、 稲田朋美防衛相は21日、 防衛監察本部が実施している特別防衛監察の 聴取に応じた。 稲田氏は日報の データが保管されていたとの 報告を陸上自衛隊から受けていないとして、 隠蔽(いんぺい)を否定した。 一方、 陸
南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報問題をめぐり、 稲 田 朋 美 防衛相は21日、防衛監察本部が実施している特別防衛監察の聴取に応じた。稲田氏は日報のデータが保管されていたとの報告を陸上自衛隊から受けていないとして、隠蔽(いんぺい)を否定した。一方、陸自側は稲田氏に日報データ保管の事実を報告したと監察に説明したが、監察報告書原案には記載されていないことも同日、分かった。政府関係者が明らかにした。 特別防衛監察の聴取は防衛省内で約1時間行われた。聴取後、稲田氏は記者団に「今まで話しているようなことや、質問いただいたこと」と語った。 稲田氏はこれに先立つ記者会見で、陸自から報告を受けたかどうかについて「仮に報告を受けていれば、当然公表するよう指示した」と強調。「非公表や隠蔽を了承したことも、日報データが陸自に保管されていると報告を受けたこともない」と重ねて否定した。 一方、政府関係者によると、原案には、2月15日に岡部俊哉陸上幕僚長が防衛省の黒江哲郎事務次官らに日報データ保管の事実を説明し、公表する必要はないとの認識で一致したことが記載されている。しかし、陸自側が稲田氏に報告したことには触れていないという。 防衛監察本部に対し、陸自側が2月中旬に稲田氏に日報保管の事実を報告したことが関係者の話で判明している。稲田氏が日報を非公表とする決定に関与した疑いが出てきたことで、報告書が稲田氏の責任に言及するかどうかが焦点となる。(2017/07/21-19: 56) 関連ニュース
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