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被害拡大、北九州5万人に避難指示

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記録的大雨となった九州北部地方は7日も停滞する梅雨前線の 影響で大気が不安定な状態が続き、 断続的に雨が続いた。 福岡、 大分両県によると6人の 死亡が確認され、 少なくとも15人が安否不明になっている。 一方、 北九州市八幡西区では7日午前6時半までの 3時間雨量が、 観測史上最大の 138.5ミリを観測。 河川が氾濫する恐れがあるなどとして、 北九州市は午前10時現在、 4万9404人に避難指示を出している。
記録的大雨となった九州北部地方は7日も停滞する梅雨前線の影響で大気が不安定な状態が続き、断続的に雨が続いた。福岡、大分両県によると6人の死亡が確認され、少なくとも15人が安否不明になっている。一方、北九州市八幡西区では7日午前6時半までの3時間雨量が、観測史上最大の138.5ミリを観測。河川が氾濫する恐れがあるなどとして、北九州市は午前10時現在、4万9404人に避難指示を出している。
福岡県で死亡が確認されたのは、いずれも朝倉市内で6日に発見された藤本哲夫さん(66)ら4人。このうち新たに加藤年彦さん(87)と妻幹子さん(85)、浦塚茂弘さん(70)の3人の身元が判明した。大分県では、日田市の川で見つかって死亡が確認された男性の身元が矢野英俊さん(79)と分かった。他に同市小野では土砂崩れに巻き込まれた消防団員の山本岳人さん(43)が死亡した。
安否不明者は福岡県内では東峰村の3人とみられるが、朝倉市災害対策本部は新たに「11人の情報がある」としている。大分県内では15人が安否不明だったが、7日に3人減って12人と発表した。
気象庁によると、7日も九州各地で局所的に大雨となり、3時間雨量は▽熊本県宇土市127・5ミリ▽同県山都町92ミリ▽北九州市小倉南区89ミリ--を記録。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が入り込むなどし積乱雲が次々にできる「線状降水帯」が発生している。
梅雨前線は今後も西日本に停滞する見込みで、8日午前6時までの24時間雨量は九州北部地方の多い所で250ミリを予想している。
交通機関の乱れも続いている。 JR九州によると鹿児島線門司港-福間間や筑豊線若松-直方間で一時運転を見合わせた。
佐賀県有田町の線路内に土砂が流れ込んだ佐世保線肥前山口-早岐間は運休。大分県日田市の花月川に架かる鉄橋が流された久大線のうきは-日田間や日田彦山線の添田-夜明間は復旧の見通しが立っていない。
高速道路でも通行止めが相次ぎ、九州道の小倉東-八幡インターチェンジ間などが通行止め。高速バスでは福岡発の熊本、宮崎、鹿児島行きの便などで運行を見合わせるなどした。
北九州市では八幡西区の国道3号や市道で一時道路が冠水した。【蓬田正志、西嶋正法、宗岡敬介】

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