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サニブラウン、「強さ」感じさせる快走=落ち着き払った大舞台-世界陸上

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【ロンドン時事】 9日に行われた陸上の 世界選手権男子200メートル準決勝で、 サニブラウン・ ハキーム(東京陸協)が20秒43で2組2着に入り、 ウサイン・ ボルト(ジャマイカ)を上回る18歳5カ月の 史上最年少ファイナリストになった。 「速さ」 よりも「強さ」 を感じさせる
【ロンドン時事】9日に行われた陸上の世界選手権男子200メートル準決勝で、サニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒43で2組2着に入り、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)を上回る18歳5カ月の史上最年少ファイナリストになった。「速さ」よりも「強さ」を感じさせる快走で、世界に名を知らしめた。
〔写真特集〕陸上短距離 サニブラウン・ハキーム
気温15度と肌寒く、雨でトラックがぬれた悪条件。経験あるベテランが有利になりそうな状況は、全く意に介さなかった。今季10秒05まで自己記録を引き上げた100メートルのスピードを生かして前半を疾走。後半の直線も勢いを保ち2着を守った。 サニブラウンの自己記録20秒32は、2組の8選手では6番目。それでも序盤からの積極的な走りで、19秒26の自己ベストを持つヨハン・ブレーク(ジャマイカ)を準決勝敗退に追い込んだ。成長途上にある10代が、持ちタイムだけでは判断できない勝負強さを示した。 昨季終了後から、実績ある米国人コーチの指導のもと、オランダなどを拠点に練習を積んできた。跳躍の五輪金メダリスト、クリスチャン・テーラーやティアナ・バルトレッタ(ともに米国)といった一流選手が身近にいる環境。大舞台に立っても、「知っている顔がいる。ハキームの強みはそこかな」とは日本陸連の伊東浩司強化委員長。落ち着き払って、地力を出せる安定感を備えた。 以前から、ボルトが保持する世界記録の更新を最終目標に掲げるサニブラウン。「彼の言っていることが、実現に近づく第一歩ではないか」。快挙を受け止め、伊東氏は予言するかのようだった。(2017/08/10-15: 34) 関連ニュース
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