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米 白人至上主義事件 大統領の対応に抗議デモ

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アメリカ南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループと、 これに抗議するグループが衝突するなどして30人余りが死傷した事件で、 トランプ大…
アメリカ南部バージニア州で白人至上主義などを掲げるグループと、これに抗議するグループが衝突するなどして30人余りが死傷した事件で、トランプ大統領が白人至上主義や人種差別を明確に非難しなかったことへの抗議デモが各地で行われ、大統領に対する疑念が膨らむ様相を見せています。 南部バージニア州シャーロッツビルで12日に起きた事件では、全米から集まった白人至上主義や極右思想を掲げるグループと、これに抗議する市民グループが激しく衝突し、15人がけがをしたほか、市民グループに車が突っ込んで女性1人が死亡、19人がけがをしました。 事件を受け、トランプ大統領は12日、「おぞましい憎悪と偏見、暴力を非難する」と述べましたが、白人至上主義や人種差別の問題には具体的な言及をしませんでした。 これを受けて13日、アメリカ各地で抗議のデモが行われ、ニューヨークでは数百人が「白人至上主義はテロリズムだ」などと書かれたプラカードを掲げ、タイムズスクエアやトランプタワーの近くを行進しました。参加した黒人の男性は「大統領は白人至上主義を隠していて不適切だ」と話していました。 ホワイトハウスは13日、「大統領の非難の対象には白人至上主義者や過激思想のグループも当然含まれている」と強調する報道官の声明を出しました。 しかし、トランプ大統領の対応には与党・共和党からも不満の声が上がっており、アメリカの分断を広げかねない白人至上主義や人種差別の問題を、大統領が意図的に避けたのではないかという疑念が膨らむ様相を見せています。

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