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北朝鮮、ミサイルに水爆弾頭?=「太平洋実験」言及で専門家

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【ソウル時事】 北朝鮮の 李容浩外相は、 トランプ米大統領の 国連演説への 対抗措置として、 「太平洋上で過去最大級の 水爆実験」 の 可能性に言及した。 強行する場合、 一般の 船舶や潜水艦を使った実験は難しく、 水爆の 弾頭を搭載した弾道ミサイルを発射する方式になる可能性が高い。 〔
【ソウル時事】北朝鮮の李容浩外相は、トランプ米大統領の国連演説への対抗措置として、「太平洋上で過去最大級の水爆実験」の可能性に言及した。強行する場合、一般の船舶や潜水艦を使った実験は難しく、水爆の弾頭を搭載した弾道ミサイルを発射する方式になる可能性が高い。
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ただ、金正恩朝鮮労働党委員長は「史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」と述べている。米国の反応などを見極めながら、さまざまな選択肢を入念に検討していくとみられる。 韓国政府系シンクタンク、統一研究院の趙漢凡研究員は22日、電話取材に「北朝鮮は太平洋に実験用施設を持っていない。船舶を利用しようとすれば、米国に拿捕(だほ)されるだろう」と述べ、船舶を使った実験は事実上、不可能という見方を示した。 趙氏は「万一やるとすれば、大陸間弾道ミサイル(ICBM)か中距離弾道ミサイルに核弾頭を搭載して爆発させることになる」と推測した。しかし、一層厳しい制裁や軍事的対応を招く恐れがあるため、実際に行う可能性は低いとみている。 韓国のニュース専門テレビYTNも「太平洋での核実験は米国をさらに刺激する可能性が高く、潜水艦も監視網をくぐり抜けて太平洋に移動するのは容易ではない」と解説する専門家の意見を紹介。「水爆ではなく、通常の弾頭を搭載した(中距離の)『火星12』または(ICBMの)『火星14』を発射し、太平洋上空で爆発させる可能性がある」と伝えた。 小野寺五典防衛相は22日の記者会見で、北朝鮮がこれまで「核の小型化」に言及していることを指摘、「ICBM、中距離弾道ミサイルに対して、核の小型化をした中で、(組み合わせて)何らかの実験をするという意図も考えられる」と分析。「そこ(太平洋)まで運搬する手段が仮に弾道ミサイルということであれば、わが国の上空を通過することも否定できない」と、日本の上空を核弾頭が飛び越える可能性に強い警戒感をにじませた。(2017/09/22-18:29) 関連ニュース
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