北九州市で平成23年2月、 大手ゼネコン「清水建設」 の 男性社員が拳銃で撃たれ負傷した事件で、 福岡県警は8日、 殺人未遂と銃刀法違反の 疑いで特定危険指定暴力団工藤会(…
北九州市で平成23年2月、大手ゼネコン「清水建設」の男性社員が拳銃で撃たれ負傷した事件で、福岡県警は8日、殺人未遂と銃刀法違反の疑いで特定危険指定暴力団工藤会(同市)幹部の瓜田太容疑者(54)=殺人罪などで起訴=ら6人を逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。 清水建設はあいさつ料を拒否するなど暴力団排除の姿勢を見せており、県警は建設業界に絡む利権を確保しようとした見せしめ的な犯行とみて組織的関与の有無を調べる。 6人の逮捕容疑は23年2月9日午後7時ごろ、北九州市小倉北区大手町の工事現場事務所2階に押し入り、50代の男性社員に向けて殺意をもって拳銃を発砲、負傷させたとしている。捜査関係者によると、発砲は3発で、うち1発が腹部に当たった。 瓜田容疑者はこの事件から約9カ月後の同年11月に、建設会社「博新建設」会長、内納敏博さん=当時(72)=を小倉北区の自宅前で射殺したとして他の11人と共に殺人などの疑いで今年1月に逮捕。このうち瓜田容疑者ら8人が起訴された。