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桐生9秒台、大きな走りが奏功か 陸連がレースを分析

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日本陸上競技連盟は10日、 日本学生陸上競技連合提供の データに基づき、 前日の 日本学生対校選手権(福井・ 福井運動公園)の 男子100メートル決勝で桐生祥秀(東洋大4年)が9秒98の 日本新記録を出した際の 分…
日本陸上競技連盟は10日、日本学生陸上競技連合提供のデータに基づき、前日の日本学生対校選手権(福井・福井運動公園)の男子100メートル決勝で桐生祥秀(東洋大4年)が9秒98の日本新記録を出した際の分析データを発表。最高速度は秒速11・67メートル(時速約42キロ)で、日本陸連科学委員会が9秒台を出すのに必要と示してきた基準の11・6メートルを超えていた。 桐生の最高速度は10秒23で予選敗退に終わった昨夏のリオデジャネイロ五輪(秒速11・20メートル)や、10秒04だった今年4月の織田記念(秒速11・42メートル)を大きく上回った。到達点は65メートル地点。分析をした過去3大会は55メートル地点だった。 歩数は47・3歩で、過去3大会より1歩近く少ない。一方、ストライドは後半に2メートル40センチに迫った。大きな走りが9秒台突入につながったと見られる。桐生はその要因について、直前の練習で250メートルや300メートルの長い距離を走っていたことを挙げ、「勝手にストライドが上がってたのもある」と語った。

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