日産自動車の 工場で、 無資格の 社員が完成車両の 検査をしていた問題で、 日産は６日、 「ノート」 「セレナ」 など３８車種計約１１６万台（２０１４年１月～今年９月製造）の リコールを国土交通省に届け出た。 日産の 工場で製造された他社【社会】
日産自動車の工場で、無資格の社員が完成車両の検査をしていた問題で、日産は６日、「ノート」「セレナ」など３８車種計約１１６万台（２０１４年１月～今年９月製造）のリコールを国土交通省に届け出た。 日産の工場で製造された他社ブランドの１０車種約１万５０００台も含まれ、検査不正の影響は他メーカーにも及ぶことになった。 日産では国内全６工場で、完成した新車のブレーキの利き方などを点検する「完成検査」の一部を、無資格の「補助検査員」が行っていた。国交省は６工場に対する立ち入り検査を行い、５工場で、無資格者が有資格者の印鑑を使って「完成検査票」に押印していたことを確認した。 リコールの対象は、新車販売から３年以内（貨物車は２年以内）に行われる初回の車検をまだ受けていない全車両（軽自動車を除く）。安全や環境性能に関する全ての点検をやり直す。こうしたリコールは極めて異例だ。
