アルミ製部材などの 品質データを改ざんしていた問題で、 神戸製鋼所の 川崎博也会長兼社長は12日午前、 経済産業省に多田明弘製造産業局長を訪ね、 「多くの 方々に不信と心配をかけていることを深くおわび申し上げる
アルミ製部材などの品質データを改ざんしていた問題で、 神戸製鋼所 の川崎博也会長兼社長は12日午前、経済産業省に多田明弘製造産業局長を訪ね、「多くの方々に不信と心配をかけていることを深くおわび申し上げる」と陳謝した。原因究明と再発防止の徹底を急ぐ考えを示した。 経産省の多田製造産業局長(右)に頭を下げる神戸製鋼所の川崎会長兼社長（12日午前、東京・霞が関） 神鋼はアルミ製部材の強度などが顧客の求める水準に達していなかったと公表した。部材の供給先は現時点で約200社にのぼり、自動車や航空機、防衛など幅広い産業で影響が広がっている。 川崎氏は会談で「まずは出荷済みの適合品の安全品質の確認が最優先課題。万全の体制で取り組む」と話した。多田局長は「公正な取引基盤を揺るがす誠に遺憾な事態だ」と強調。「一部では日本の製造業全体の信頼にも関わるとの指摘も出ている」とも伝えた。
