アフリカ南部の ジンバブエでは軍がクーデターと見られる動きを起こし、 緊迫した状況が続いていますが、 １９日、 軍の 司令官が辞任を拒み続けるムガベ大…
アフリカ南部のジンバブエでは軍がクーデターと見られる動きを起こし、緊迫した状況が続いていますが、１９日、軍の司令官が辞任を拒み続けるムガベ大統領と２度目の会談を行う見通しで、改めて辞任を迫るものと見られます。 ジンバブエでは１５日、軍がクーデターと見られる動きを起こし、４０年近くにわたって国の実権を握り、独裁的な政治を続けてきたムガベ大統領は、軍によって自宅で軟禁状態におかれています。 これまでに隣国の南アフリカ政府が派遣した特使による仲介で、軍の司令官たちとムガベ大統領が会談しましたが、大統領は辞任を拒み続けています。 こうした中、ジンバブエの国営放送は軍の司令官たちが１９日、ムガベ大統領と２度目の会談を行い、今後の処遇などについて協議すると伝えています。 これまでジンバブエでは、政府に対する批判的な動きは弾圧されてきましたが、１８日、首都ハラレでは軍や数万人の市民が集まって、ムガベ大統領を公然と批判するデモを行うなど、退陣への圧力が一層強まっています。 こうしたことから、軍は２度目の会談でムガベ大統領に対して改めて辞任を迫るものと見られ、大統領の辞任は避けられない情勢となってきています。
