【パリ時事】 スペインの 裁判所は２日、 東部カタルーニャ自治州の 独立運動を主導したとして国家反逆などの 罪に問われ、 出頭した自治州政府の ジュンケラス前副首相ら幹部８人の 勾留を決定した。 地元メディアが伝えた。 州独立の 是非を問う１０月１日の 住民投票以降、 州政府幹部の 身
【パリ時事】スペインの裁判所は２日、東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導したとして国家反逆などの罪に問われ、出頭した自治州政府のジュンケラス前副首相ら幹部８人の勾留を決定した。地元メディアが伝えた。州独立の是非を問う１０月１日の住民投票以降、州政府幹部の身柄拘束は初めて。住民の反発がさらに強まる可能性がある。 また、地元紙バンガルディアはベルギーに出国した自治州政府のプチデモン前州首相ら５人の元幹部に対し、裁判所が「逮捕状を出す方向で調整中」だと報じた。逮捕状が出されれば、スペイン捜査当局はベルギー当局に身柄の移送について協力を求めるとみられる。
プチデモン氏は２日、ベルギーのテレビで「カタルーニャの首相として副首相や幹部の解放を強く要求する」とスペイン当局に訴えた。 裁判所は２日、プチデモン氏ら州政府元幹部１４人に出頭を命じたが、ベルギーに滞在中のプチデモン氏ら５人は応じなかった。出頭した９人のうち勾留されなかった１人は、独立運動の途中で辞任したことを理由に保釈を認めた。これに加えてカタルーニャ州議会のフォルカデル前議長を含む前州議員６人も召喚されたが、警官の監視を条件に解放されている。（2017/11/03-07:00） 関連ニュース
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