九州北部豪雨は5日、 発生から5カ月となった。 福岡、 大分両県で37人が犠牲になり、 4人の 行方が今も分かっていない。 最も被害が大きかった福岡県朝倉市は同日朝、 防災行政無線を通じ、 市民に黙とうを呼びかけた。
九州北部豪雨は5日、発生から5カ月となった。福岡、大分両県で37人が犠牲になり、4人の行方が今も分かっていない。最も被害が大きかった福岡県朝倉市は同日朝、防災行政無線を通じ、市民に黙とうを呼びかけた。
12月定例会の開会日となった朝倉市議会では開会前に議場で森田俊介市長や議員らが黙とうし、市長は冒頭、「道のりは決して平たんではないが、古里・朝倉を取り戻すために全力で取り組んでいく覚悟だ」と述べた。
被災地では先月までにすべての避難所が閉鎖されたが、朝倉市と福岡県東峰村では仮設住宅107戸で220人が生活。みなし仮設住宅や公営・公的住宅で生活する人も両県で1000人以上に上り、今も計約1300人が自宅外での暮らしを強いられている。【山下俊輔】