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日銀、金融政策の現状維持を決定 片岡委員、議案提出せず

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日銀は20~21日に開いた金融政策決定会合で、 金融緩和策の 現状維持を賛成多数で決めた。 短期の 政策金利をマイナス0.1%、 長期金利である10年物国債金利をゼロ%程度に操作する現状の 金融市場の 調節を続け
日銀 は20~21日に開いた金融政策決定会合で、金融緩和策の現状維持を賛成多数で決めた。短期の政策金利をマイナス0.1%、長期金利である10年物国債金利をゼロ%程度に操作する現状の金融市場の調節を続ける。 金利操作のための国債買い入れについて、「保有残高が年80兆円増加するペースをめど」とした方針を維持する。国債以外の資産買い入れも、上場投資信託(ETF)の保有残高を年6兆円増、不動産投資信託(REIT)を年900億円増のペースで継続する。 片岡剛士日銀審議委員が長短金利操作に反対し、議案は提出しなかった。資産買い入れ方針には賛成した。 景気判断については「緩やかに拡大している」との表現を維持した。一方、設備投資は「増加傾向を続けている」とし、10月の「緩やかな増加基調にある」から変更した。個人消費は「緩やかに増加している」とし、10月の「底堅さを増している」から変更した。公共投資については「横ばい圏内で推移している」と、10月の「増加している」から下方修正した。 日銀は「生鮮食品を除く消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまでマネタリーベースの拡大方針を継続する」としている。 15時30分から黒田東彦総裁が記者会見し、会合の決定内容について説明する。〔日経QUICKニュース〕

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