【ロサンゼルス＝住井亨介】 在任中の 人権侵害事件で刑に服し、 ペルー政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領（７９）が４日夜、 不整脈などの ために入院していた首都リマ市内…
【ロサンゼルス＝住井亨介】在任中の人権侵害事件で刑に服し、ペルー政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領（７９）が４日夜、不整脈などのために入院していた首都リマ市内の病院を退院した。すでに恩赦が確定しており、収監されていた警察施設には戻らず、市内の住宅へ移った。フジモリ氏が自由の身となったのはほぼ１２年ぶり。
車いすに乗ったフジモリ氏は青いセーターにジャージー姿で病院の建物を出ると、報道陣らに向けて笑顔で手を振ってみせた。次男のケンジ議員とともに車に乗り込み、同市東部ラ・モリーナ区の最高級住宅街にある一軒家に入った。
長女のケイコ氏は自身のツイッターに、ケンジ氏ら４人の子供たちと並んだフジモリ氏の写真を載せ、「父の新しい人生が始まるこの瞬間に、『お帰りなさい』といえるのはとてもうれしい」と書き込んだ。
続きを読む
