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井岡、海外で現役続行の可能性も 引退届提出

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世界ボクシング協会(WBA)フライ級前王者の 井岡一翔(28)=井岡=が31日、 横浜市内で記者会見し、 日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出したことを明らかにした。 ただし、 複数の 関係者によると海外で現役を続ける可能性もあるという。
世界ボクシング協会(WBA)フライ級前王者の井岡一翔(28)=井岡=が31日、横浜市内で記者会見し、日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出したことを明らかにした。ただし、複数の関係者によると海外で現役を続ける可能性もあるという。
井岡は引退届提出の理由について「3階級制覇を達成できて満足している」と述べた。一方で今後については「今は言えない」と言及を避けた。
井岡は2017年5月に歌手の谷村奈南さんと結婚した後は東京に居住。結婚に反対した父の一法・ジム会長と疎遠になってジムから足が遠のき、秋には王座を返上していた。引退届提出は30日で、JBC管轄を離れてフリーで活動する道を選ぶ模様だ。
井岡は2009年にプロデビューし、15年4月に世界最速の18戦目で世界3階級制覇を達成。世界戦通算14勝は国内男子最多タイ記録で、プロ戦績22勝(13KO)1敗。【坂本太郎、来住哲司】
日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出したことを31日発表した世界ボクシング協会(WBA)フライ級前王者の井岡一翔(井岡)。だが、JBCに引退届を提出しても競技活動を続けることは可能だ。
日本のプロボクサーがJBC管轄の試合に出場するには、日本プロボクシング協会傘下の各地域協会に加盟するジムに所属しなければならない。だが、過去には元世界王者の高山勝成や石田順裕がJBC非公認(当時)の世界統括団体の王座獲得を目指し、JBCに引退届を提出して所属ジムを離れて海外で活動したケースもある(後にJBCに復帰)。
井岡はこの日の記者会見で「今は海外に環境を移してやることは考えていない」と説明しつつ、今後のビジョンについて問われて「今は言えないが、応援していただいた皆さんの期待を裏切ることなく、さらに期待を持っていただけると思います」と含みを残した。ただし、日本の歴代世界王者でも屈指のテクニシャンの試合を日本で見られなくなるのは寂しい限りだ。【来住哲司、坂本太郎】

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