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草津白根山、警戒続く=スキー場捜索は中止-12人死傷の噴火・群馬

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草津白根山の 本白根山(群馬県草津町など、 標高2171メートル)で1人が死亡、 11人が重軽傷を負った噴火災害で、 群馬県や気象庁などは24日、 新たな噴火に備え警戒を続けた。 県は同日午前、 災害対策本部会議を開き、 被害状況などを確認。 県警と消防は残された人がいないか調べるため、 死傷者が出たスキー場を捜索した。 〔写真特集〕群馬・ 本白根山が噴火~12人死傷~ 対策本部によると、 23日の 噴火では、 草津町の 草津国際スキー場で訓練中だった陸上自衛隊の 隊員8人が噴石で負傷。 この うち男性陸曹長(49)が、 噴石で背中
草津白根山の本白根山(群馬県草津町など、標高2171メートル)で1人が死亡、11人が重軽傷を負った噴火災害で、群馬県や気象庁などは24日、新たな噴火に備え警戒を続けた。県は同日午前、災害対策本部会議を開き、被害状況などを確認。県警と消防は残された人がいないか調べるため、死傷者が出たスキー場を捜索した。
〔写真特集〕群馬・本白根山が噴火~12人死傷~
対策本部によると、23日の噴火では、草津町の草津国際スキー場で訓練中だった陸上自衛隊の隊員8人が噴石で負傷。このうち男性陸曹長(49)が、噴石で背中を強打されたことによる出血性ショックで死亡し、他の隊員とスキー客4人の計11人が重軽傷を負った。
捜索は県警と消防計約60人態勢で、スキー場関係者も参加し24日午前10時15分ごろから始めたが、地下の水蒸気や熱せられた水の動きを示し、噴火につながる可能性のある火山性微動が2回観測されたため、同50分すぎに中止した。25日以降再開する予定。気象庁は本白根山に関連した活動とみている。 会議に出席した大沢正明知事は「状況はまだ予断を許さない。草津町などと連携し、万全の対応を取ってほしい」と述べた。
気象庁の小久保一哉・火山活動評価解析官は「一般的に噴火活動が1回で終わるのは珍しく、ある期間継続すると考えている」と指摘し、引き続き警戒が必要とした。 噴火は23日午前9時59分ごろ発生した。本白根山には監視カメラが設置されていなかったため、直ちに噴火と判断できず、噴火速報を発表できなかった。同庁は24日、草津町役場に監視カメラを設置。地震計なども今後設置する予定。 噴火は本白根山の鏡池付近で起きたとみられ、約2キロの範囲で大きな噴石に警戒が必要という。 一方、国土交通省は降灰状況などを把握するため、土砂災害の専門家を草津白根山周辺に派遣。ヘリコプターで上空から調査を試みたが、悪天候で断念した。(2018/01/24-13:24)
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