満月が地球の 影に覆われて赤黒く輝く「皆既月食」 が31日夜、 各地で観測できた。 大阪市中央区道頓堀では、 記念写真を撮る観光客と皆既月食を撮影する人が多く集まり、 にぎわいをみせた。 国立天文台によると、 同…
満月が地球の影に覆われて赤黒く輝く「皆既月食」が31日夜、各地で観測できた。大阪市中央区道頓堀では、記念写真を撮る観光客と皆既月食を撮影する人が多く集まり、にぎわいをみせた。 国立天文台によると、同日午後8時48分ごろから月が欠け始め、午後9時51分ごろ、付きが地球の影に入り、皆既月食の状態となる。皆既月食は同11時8分ごろまで続く。2月1日の午前0時11分ごろには、元の満月に戻るという。 多くの観光客でにぎわう道頓堀の観光スポット「戎橋」では、名物看板の前で外国人観光客が記念撮影を楽しむ姿が見られた。しかし、中には望遠レンズを月に向かって構えて、撮影する人の姿もいた。 大阪市内から来たという30代男性は「きょうは天気が悪いと聞いていたのであきらめていました。けど、ずっと晴れていたので出かける時にカメラを持っていって正解でした」とうれしそうに欠けていく月を撮影。皆既月食状態になると「どこに行ったかな?」と探しながら撮影を楽しんでいた。 また、通行人からは月の様子をみて「欠けてるやん」「それでみんなカメラ持ってるのか」といった声も多く聞かれた。外国人観光客もカメラ撮影する人の姿で皆既月食に気づき、看板で記念撮影後は空を見上げる人の姿も多く見られた。