31日夜遅く、 札幌市東区にある生活保護受給者などの 自立を促す共同住宅から火が出て、 入居していた男女11人が死亡したほか、 …
31日夜遅く、札幌市東区にある生活保護受給者などの自立を促す共同住宅から火が出て、入居していた男女11人が死亡したほか、3人がけがをして病院で手当てを受けています。消防によりますと、1階の中央付近が激しく焼けているということで、警察は身元の確認を急ぐとともに消防と合同で火事の原因を調べています。 31日夜11時40分ごろ、札幌市東区北17条東1丁目にある生活保護受給者などの自立を促す共同住宅、「そしあるハイム」から「煙が出ている」と消防に通報がありました。 消防車など40台余りが出て消火に当たり、火は、ほぼ消し止められましたが、木造モルタル一部3階建ての建物およそ400平方メートルが全焼しました。 この建物には16人が入居していましたが、焼け跡から40代から80代と見られる男性8人と女性3人の合わせて11人の遺体が見つかりました。 消防によりますと、1階から7人、2階から4人が見つかったということです。また、5人が救助され、このうち50代から80代の男女3人がけがをして病院で手当てを受けていますが、いずれも命に別状はないということです。 この建物には、1階に食堂や共有スペースのほか個室が5部屋、2階に個室が11部屋があり、消防によりますと、1階の中央付近が激しく焼けているということです。 札幌市によりますと、入居していた16人のうち少なくとも13人が生活保護の受給者だということです。 現場はJR札幌駅から北に1.5キロほどの住宅街で、警察は身元の確認を急ぐとともに、消防と合同で火事の原因を調べています。