短編アニメ部門で。 古巣レイカーズやレブロン・ ジェームズらが祝福の メッセージも。
5回のNBA優勝、2回のオリンピック金メダル、1回の最優秀選手賞(MVP)。元アメリカ・プロバスケットボール(NBA)選手で、これまで数々の栄光を手にしてきた コービー・ブライアント が、新たな偉業を成し遂げた。
それも今度はバスケではなく、アニメーションの世界でだ。
アメリカ・ハリウッドで3月4日に開かれた第90回アカデミー賞の授賞式で、コービーが 短編アニメ賞を受賞した 。
もちろん、アニメーションであってもバスケへの情熱を忘れるはずもない。
作品は、コービーが2015年に現役を引退した際に書いた「 Dear Basketball 」というメッセージを元に、アニメーション監督グレン・キーンと一緒に制作した数分間の映像。
「6歳の少年にレイカーズという夢を与えた。僕はいつだって、丸めた靴下をボールに見立てて、部屋の隅にあるバスケットゴール代わりのゴミ箱に向けてシュートを狙う少年のまま。残り5秒で、ボールを手にしている」
本人のナレーションとともに、NBA選手という夢を抱いていたコービー少年が、名門レイカーズのスター選手として階段を駆け上がる様子をアニメーションで描いている。
ESPA によると、自身の受賞が決まったコービーさんは、信じられないといった表情でトロフィーを何度も見つめ、大きく深呼吸し、喜びを次のように語った。
「バスケット選手として、僕たちはいつも黙々とドリブルの練習をしていなければならないんだ。でも、それ以上のことができてとても嬉しい」
#Oscars: Kobe Bryant wins Best Documentary Short https://t.co/svJagGzhqg pic.twitter.com/Mtwj4l9zAS
— Hollywood Reporter (@THR) March 5,2018
ステージ裏でのインタビューで心境を問われると、緊張した面持ちでこう切り出した。
「正直言って、NBAで優勝するよりも気分がいいことです。冗談ではなく、本当にそうなんだ。子どもの頃は、NBAで優勝するのを夢見てきました。そのためにたくさん努力してきました」
「僕が執筆活動を始めた頃に、引退したら何をするのかってたくさんの人に聞かれたんだ。ライターになりたい。作家になりたいんだって答えたんだ。今僕がここにいることが、それを証明してくれたと感じるんだ。考えられないよ」
終始、感情を抑えきれない様子だった。
“I feel better than winning a championship,” @KobeBryant says backstage with his Academy Award for “Dear Basketball” #Oscars pic.twitter.com/EiaVOzlGhk
— Variety (@Variety) March 5,2018
コービーの偉業に対して、古巣のレイカーズ、元チームメイトのシャキール・オニール、ライバルとして凌ぎを削ったレブロン・ジェームズら、NBAのスター選手が偉業を讃えるメッセージがTwitterに相次いだ。
Congratulations @kobebryant !! More hardware for the Mamba. #Oscars pic.twitter.com/3RY30WUYA6
— Los Angeles Lakers (@Lakers) March 5,2018
Congrats to KOBE first Oscar that’s big bro #dearbasketball. Proud of you, Big honor for you and your family. I’m jealous lol
— SHAQ (@SHAQ) March 5,2018
Salute @kobebryant on that Oscar!! #WeAreMoreThanShutUpDribble #UJustContinueToSitBackAndWatch
— LeBron James (@KingJames) March 5,2018
Congratulations, @KobeBryant on yet another incredible achievement: An Oscar for best animated short film, Dear Basketball. https://t.co/Z7QnRFRShx
— NBA (@NBA) March 5,2018