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補佐官に保守強硬派ボルトン氏 北朝鮮・イランに圧力

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【ワシントン会川晴之、 高本耕太】 米ホワイトハウスは22日、 マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)を退任させ、 ボルトン元国連大使(69)を据える人事を発表した。 軍事力による世界の 民主化を狙う新保守主義派(ネオコン)代表格の ボルトン氏を外交・ 安全保障の 司令塔に起用して北朝鮮やイランに圧力を強める
【ワシントン会川晴之、高本耕太】米ホワイトハウスは22日、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)を退任させ、ボルトン元国連大使(69)を据える人事を発表した。軍事力による世界の民主化を狙う新保守主義派(ネオコン)代表格のボルトン氏を外交・安全保障の司令塔に起用して北朝鮮やイランに圧力を強める姿勢を明示した。
安保担当補佐官は外交・防衛の広い分野で大統領に助言する閣僚級ポスト。政権発足から1年あまりで3人目となる。4月9日付で就任するボルトン氏は、ブッシュ(子)政権で国務次官や国連大使を歴任。敵対国への軍事攻撃も辞さない強硬な主張で知られる。
最近はトランプ氏に近く、政権が掲げる「強い米国」や「力による平和」などの標語はボルトン氏が以前から主張しているものだ。
北朝鮮が米国本土に到達可能とされる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を初めて発射した直後の2017年8月、米紙への寄稿で核・ミサイル施設への先制攻撃論を展開。事前に日韓両国の同意を取り付ける必要があると指摘する一方、「同盟国でも、米国の安全保障に拒否権は行使できない」との見解も示した。
イランの政権を交代させるための軍事攻撃を主張したこともあり、米欧中露など主要6カ国とイランが15年に結んだ核合意からの離脱を訴える。マクマスター氏は対イランやアフガニスタン戦略を巡りトランプ氏との関係が悪化していた。

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