自民党は５日、 国会内で臨時総務会を開き、 働き方改革関連法案を了承した。 ３日の 総務会で、 労働時間の 上限規制について「中小企業への 配慮が足りない」 と一部出席者が反発して了承が見送られていた。 厚生労働省が中小企業に配慮する「基本方針」 を新たに示すと表明して理解を得た。 これを受け、 自民、 公明両党は５日の 与
自民党は５日、国会内で臨時総務会を開き、働き方改革関連法案を了承した。３日の総務会で、労働時間の上限規制について「中小企業への配慮が足りない」と一部出席者が反発して了承が見送られていた。厚生労働省が中小企業に配慮する「基本方針」を新たに示すと表明して理解を得た。これを受け、自民、公明両党は５日の与党政策責任者会議で同法案を了承した。法案は６日に閣議決定され、国会に提出される。
新たに示す基本方針は、閣議決定の前に与党審査に付されることになった。
法案では、時間外労働の法定上限を特例でも月１００時間未満とするほか、非正規労働者の処遇改善を目指す「同一労働同一賃金」の導入、高収入の一部専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」創設などが盛り込まれている。野党は「長時間労働を助長する」と批判している。【松倉佑輔】
