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暫定指揮官の浦和、ようやく今季初勝利

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苦しむ“赤い悪魔”がようやく今季初白星を手にした。 貴重なゴールをたたき込んだの は仙台戦では無類の 強さを誇る興梠だ。 前半5分、 武藤の 縦パスに鋭く反応すると鮮やかな…
苦しむ“赤い悪魔”がようやく今季初白星を手にした。貴重なゴールをたたき込んだのは仙台戦では無類の強さを誇る興梠だ。前半5分、武藤の縦パスに鋭く反応すると鮮やかな切り返しでDFを置き去りにし、右足で流し込んだ。
その後は仙台の猛攻撃を耐えに耐えた。浦和のDFが体を張ってゴール前で守り抜く。ホームでは昨年8月19日以来の勝利。暫定的に指揮を執る大槻監督に勝ち点3をプレゼントした興梠は「いい時間帯だったし、冷静だった。この1勝は大きい。泣きそうになった」。重い1勝をかみ締めた。
開幕から勝利のない浦和は2日、堀監督の解任という“荒療治”に打って出た。暫定でバトンを受けた大槻監督は選手にできるプレーとできないプレーを明確に伝え、選手の自信を取り戻させ、士気を高めることに腐心してきた。
この日は、本来の4バックから3バックへ変更。終盤の再三のピンチには「ここでやられたらこれまでと同じ」とベンチ前で声をからし、選手を鼓舞。守備陣は互いに声を掛け合って、リーグ戦では今季初の無失点で試合を終えた。
昨季から9試合ぶりとなる勝利だが、新指揮官が決まらないなど、チームは揺れている。「今日の勝利で少しプレッシャーが和らいだだけ。満足はない」と槙野。アジアチャンピオンとしてのプライドを胸に白星を重ねていく。(五十嵐一)

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