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空母「遼寧」艦載機が訓練 与那国沖 太平洋で初

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防衛省は20日、 与那国島(沖縄県与那国町)の 南約350キロの 太平洋で中国海軍の 空母「遼寧」 から戦闘機とみられる艦載機が発着するの を確認した。 太平洋で中国空母から艦載戦闘機が発艦したの が確認されたの は初めて。 空母は今後、 南西諸島周辺に近づく可能性があり、 防衛省が警戒を続けている。
防衛省は20日、与那国島(沖縄県与那国町)の南約350キロの太平洋で中国海軍の空母「遼寧」から戦闘機とみられる艦載機が発着するのを確認した。太平洋で中国空母から艦載戦闘機が発艦したのが確認されたのは初めて。空母は今後、南西諸島周辺に近づく可能性があり、防衛省が警戒を続けている。
防衛省によると、海上自衛隊の護衛艦2隻と哨戒機が20日午前10時半ごろ、東に進む遼寧と中国海軍の駆逐艦など計7隻を太平洋の公海上で発見。同11時ごろには戦闘機とみられる複数の艦載機が周辺を飛行したのをレーダーで確認した。周辺を航行する船舶などに対し、訓練を実施すると事前に伝えていたという。
周辺では、中国軍の爆撃機などが18日から3日連続で沖縄本島と宮古島の間を通過して台湾方面に向かうのも確認されている。中国軍は12日、南シナ海で遼寧など48隻による史上最大規模の海上軍事パレードを実施。18日には福建省沖の台湾海峡で実弾演習を行っており、連携を深める台湾や米国をけん制する動きを強めていた。
遼寧はウクライナから購入して改修した中国初の空母で戦闘機24機を搭載できる。2012年9月に就役し、16年12月には初めて沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に入った。この際はそのまま台湾南方を通過し、艦載機の発着訓練などを初めて南シナ海で実施していた。【前谷宏】

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