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配管に直径1cmの穴、「臨界」維持…玄海原発

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九州電力は1日、 配管から蒸気が漏れるトラブルが起きた玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、 出力118万キロ・ ワット)の 点検を始め、 配管の 1か所に直径約1センチの 穴を確認したと発表した。 穴が見つかったの は、 放射性物質を【科学・ IT】
九州電力は1日、配管から蒸気が漏れるトラブルが起きた玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロ・ワット)の点検を始め、配管の1か所に直径約1センチの穴を確認したと発表した。
穴が見つかったのは、放射性物質を含まない冷却水などが循環する「2次系」の設備の配管で、冷却水の中に含まれる微量の酸素などを抜く「脱気器」と呼ばれる部分。九電は1日午後、15人態勢で点検を始め、穴を見つけた。2日も点検を続けるが、「修復にどの程度の時間がかかるのか分からない」としている。
九電は3月30日に蒸気漏れを確認し、31日朝、点検のために発電と送電を停止した。原子炉内の核分裂反応も抑えて配管の温度を下げているが、反応が安定して続く「臨界」は維持している。放射能漏れはないとしており、修復作業のために原子炉を停止するかどうかは決まっていない。

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