ラグビーの 南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」 は12日、 東京・ 秩父宮ラグビー場で行われ、 日本から参戦しているサンウルブズはレッズ(オーストラリア)を63-28で降し今季初勝利を挙げ、 開幕からの 連敗を9で止めた。 サンウルブズは参戦3季目でチーム最多得点。
ラグビーの南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」は12日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本から参戦しているサンウルブズはレッズ(オーストラリア)を63-28で降し今季初勝利を挙げ、開幕からの連敗を9で止めた。サンウルブズは参戦3季目でチーム最多得点。
試合開始直後からSOパーカーがPGを決めた。一時リードを許したが、前半30分にロックのハッティングのトライで逆転。後半はWTBサウマキの3トライで突き放した。
今季10戦目、国内最終戦で初勝利をつかみ、サンウルブズの選手たちは自信を取り戻し、笑顔を浮かべた。ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「(初勝利への)道のりは長かった。成長していたが勝ち切れていなかった。ここまでの集大成を見せた」。日本代表HCでもある指揮官は、成果の一端を披露した一戦を振り返った。
ゲーム主将のSH流が「プラン通り」と言うように会心の内容だった。ブレークダウンで圧力をかけ、攻撃では人数が余る状態を作り、的確にスペースを突いた。さらに主導権を握ろうとPGを積極的に選択。7本決めたSOパーカーの左足は相手に重圧をかけた。
課題も修正した。相手陣深くで不用意なミスを犯し、トライできないこともあったが、前半2本目のトライは右サイドから手薄な左へ展開し、テンポ良くパスがつながった。
サンウルブズは日本代表強化が主目的。ジョセフHCは「活動は代表に反映され同じような戦いをする」と言う。6月にイタリアなどと行う代表のテストマッチ3試合で、この成果を反映させるつもりだ。【谷口拓未】
レッズ(勝ち点17)
2 0 14 2 0 14 28
T G P D 前 T G P D 後 計
2 5 0 29 4 2 0 34 63
サンウルブズ(6)