【5月18日 AFP】 ドナルド・ トランプ（Donald Trump）米大統領は17日、 北朝鮮の 非核化でいわゆる「リビア方式」 の 適用は目指さないと述べ、 米朝首脳会談実現に向けて軌道修正を図った。
【5月18日 AFP】ドナルド・トランプ（ Donald Trump ）米大統領は17日、北朝鮮の非核化でいわゆる「リビア方式」の適用は目指さないと述べ、米朝首脳会談実現に向けて軌道修正を図った。
米朝は来月12日にシンガポールで首脳会談を開く予定だが、北朝鮮政府は15日、米国による「一方的な核放棄」の要求を非難し、これを中止すると警告した。
北朝鮮側の非難は、米国のジョン・ボルトン（ John Bolton ）大統領補佐官（国家安全保障担当）の発言を指したもの。同補佐官は北朝鮮の非核化における方策として、「2003、2004年のリビア方式」に言及していた。
リビアの最高指導者だった故ムアマル・カダフィ（ Moamer Kadhafi ）大佐は2003年後半、核開発計画と化学兵器の放棄に同意したが、2011年、北大西洋条約機構（ NATO ）の空爆による支援を受けた反乱で殺害された。
トランプ大統領は記者らに対し、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン、 Kim Jong Un ）朝鮮労働党委員長は「非常に強力な保護を受けることになる」と述べ、金委員長は「自国に残り、自国を治めるだろう」と明言した。(c)AFP
