ヨルダン 地域安定に不可欠 首相 経済面で支援継続:中東を歴訪している安倍首相は1日、 2つ目の 訪問国ヨルダンでアブドラ国王とムルキ首相と会談を行った。 …
中東を歴訪している安倍首相は1日、2つ目の訪問国ヨルダンでアブドラ国王とムルキ首相と会談を行った。 安倍首相は「ヨルダンの安定は地域の安定に不可欠であり、ヨルダンの社会的・経済的安定を確保し、発展を後押しするため、引き続き、可能な限りの支援を行う」と述べた。 会談で安倍首相は、中東地域の安定に対するヨルダンの役割を評価し、引き続き、経済面などで支援していく意向を表明した。 ヨルダンは、およそ130万人のシリア難民を受け入れており、日本政府は難民受け入れ地域に廃棄物処理機材を整備するため、およそ16億円の無償資金の提供を表明し、両首脳はその署名式に立ち合った。 また、ヨルダンは2018年1月に、北朝鮮との国交を断絶しており、両首脳は完全な非核化まで北朝鮮に対する圧力を維持する重要性を確認した。 会談を終えた安倍首相は、日本時間午後9時すぎに記者会見し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が南北首脳会談で「日本と対話を行う用意がある」と述べたと韓国政府が公表したことについて、「来るべき米朝首脳会談で、北朝鮮の行動がより具体的なものと示され、今後の道筋がより明確になっていくことを期待したい。わが国の方針は一貫している。平壌(ピョンヤン)宣言に基づいて、拉致・核・ミサイルの諸懸案を包括的に解決し、北朝鮮との間の不幸な過去を清算し、国交の正常化を目指していく。国際社会との連携をさらに強化しながら、この目標に向けて最大限の努力を積み重ねていく」と述べた。
