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中日の松坂に暗雲 思い出の地で負傷降板の無念

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○巨人9-5中日●(13日・ 東京ドーム) マウンド上で少し表情をゆがめた中日の 先発・ 松坂は、 うつむきながらゆっくりとベンチへ戻った。 舞台は19年前に鮮烈なプロデビューを飾った東京ドーム。 思い出の 地での 今季初登板は、 三回途中の 負傷降板という無念の 形で幕を下ろした。
○巨人9-5中日●(13日・東京ドーム)
マウンド上で少し表情をゆがめた中日の先発・松坂は、うつむきながらゆっくりとベンチへ戻った。舞台は19年前に鮮烈なプロデビューを飾った東京ドーム。思い出の地での今季初登板は、三回途中の負傷降板という無念の形で幕を下ろした。
直球は130キロ台半ばと球威がなく、立ち上がりから苦しんだ。先頭の坂本勇に初球を左前へはじき返されると、続く吉川尚には特大のプロ初本塁打を献上。わずか3球で2点を失った。
災難は続く。三回、阿部に対して投じた変化球が外角に抜けて四球を与えた直後に、右ふくらはぎの強い張りを訴えて降板。「チームに迷惑をかける形になってしまい、申し訳ない」と悔やんだ。
プロ初登板勝利を挙げた1999年4月7日の日本ハム戦では、最速155キロでファンを魅了した。ただ、この日は投球練習から異変の予兆があった。「試合前から張っていた」と松坂。イニング間に右足を伸ばす仕草も見せたが、「何とか投げたかった」という思いはかなわなかった。
試合後、松坂は足を引きずることなく球場を後にした。「大丈夫だと思う。長引くものではない」。周囲をひやりとさせたが、完全復活に向けた今後の歩みに大きな狂いはなさそうだ。【細谷拓海】

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