去年、 ノーベル平和賞を受賞したＩＣＡＮ＝核兵器廃絶国際キャンペーンが記者会見を開き、 北朝鮮の 非核化を実現するためには、 核…
去年、ノーベル平和賞を受賞したＩＣＡＮ＝核兵器廃絶国際キャンペーンが記者会見を開き、北朝鮮の非核化を実現するためには、核兵器禁止条約などの国際的な法の枠組みを使うことが必要だと訴えました。 12日にシンガポールで行われる米朝首脳会談では、北朝鮮の非核化に向けてトランプ大統領とキム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長がどこまで歩み寄れるかが焦点となっています。 核兵器禁止条約の採択に貢献し、去年、ノーベル平和賞を受賞したＩＣＡＮのベアトリス・フィン事務局長が11日、シンガポールで記者会見を開き、「今回の会談は米朝だけでなく、世界にとって歴史的な会談となりうる」と述べました。 そのうえで「あすの会談がどうなるかわからないが、北朝鮮の非核化には国際的な法の枠組みが必要だ」と述べ、北朝鮮の非核化を実現するためには、核兵器禁止条約などの国際的な法の枠組みを使うことが必要だと訴えました。 また、会見に同席したＩＣＡＮの川崎哲国際運営委員は「２人の会談をただ眺めるだけではなく、『核兵器は人類にとって悪い兵器だからやめてくれ』というシンプルな訴えを市民社会の代表として、シンガポールから出していきたい」と話していました。
