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米輸入制限に強い懸念=「多角的貿易、崩壊も」-日米欧が貿易相会合

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【パリ時事】 日本と米国、 欧州連合(EU)は31日、 パリで貿易相会合を開いた。 世耕弘成経済産業相とEUの マルムストローム欧州委員は、 米国が検討に入った自動車・ 同部品の 輸入制限措置が「世界市場に深刻な混乱を招き、 世界貿易機関(WTO)ルールに基づく多角的貿易体制を崩壊させかねない」 などとして、 米通商代表部(USTR)の ライトハイザー代表に強い懸念を伝えた。 また、 世耕氏はライトハイザー氏に対し、 3月に発動された鉄鋼・ アルミニウムの 輸入制限について、 日本を除外するよう改めて求めた。 世耕氏とマルムスト
【パリ時事】日本と米国、欧州連合(EU)は31日、パリで貿易相会合を開いた。世耕弘成経済産業相とEUのマルムストローム欧州委員は、米国が検討に入った自動車・同部品の輸入制限措置が「世界市場に深刻な混乱を招き、世界貿易機関(WTO)ルールに基づく多角的貿易体制を崩壊させかねない」などとして、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表に強い懸念を伝えた。また、世耕氏はライトハイザー氏に対し、3月に発動された鉄鋼・アルミニウムの輸入制限について、日本を除外するよう改めて求めた。 世耕氏とマルムストローム氏は会談後、共同声明を出し、鉄鋼・アルミの輸入制限は「国家安全保障を根拠に正当化されるものではない」と批判。自動車・同部品の制限措置が実施されれば、「世界貿易の極めて大きな部分に対し甚大な制限的影響を及ぼす」とも指摘した。日EUは今後、米国との協議に際し、密接に協力することを確認。他国にも連携を呼びかける。 鉄鋼・アルミの輸入制限をめぐり、日本は適用除外を求めたものの、対象となった。米国は同日、適用を猶予していたEUについても猶予措置を撤回し、6月1日から追加関税を導入すると発表した。(2018/06/01-01:51)

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