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震源周辺の活断層「ずれやすく」…東北大教授

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大阪府北部で18日に発生した地震の 影響で、 震源周辺の 活断層が以前に比べるとずれやすい状態になったとする解析結果を、 遠田晋次・ 東北大教授(地震地質学)がまとめた。 18日の 地震の 震源近くには、 政府の 地震調査研究推進本部が【科学・ IT】
大阪府北部で18日に発生した地震の影響で、震源周辺の活断層が以前に比べるとずれやすい状態になったとする解析結果を、遠田晋次・東北大教授(地震地質学)がまとめた。
18日の地震の震源近くには、政府の地震調査研究推進本部が最大でマグニチュード7級の地震が起きる可能性があると評価した三つの活断層(有馬―高槻断層帯、上町断層帯、生駒断層帯)が走っている。遠田教授は、今回の地震で三つの活断層にどのような力が新たに加わったかについて、震源の位置や地震の規模などから、コンピューターで模擬計算を行った。
その結果、震源の北にあり東西に55キロ延びる有馬―高槻断層帯と、震源の西にあり南北に42キロ延びる上町断層帯は、地震の影響で加わる力が増え、地震の前に比べれば断層がずれやすい状態になったという。震源の東にあり南北に38キロ延びる生駒断層帯にも、一部で力が加わった可能性がある。遠田教授は「2016年の熊本地震と比較して大きな地震が誘発される恐れは低いが、周辺の住民は地震への備えを見直してほしい」と話している。

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