Home Japan Japan — in Japanese 小泉純一郎元首相「脱原発」で宿敵・小沢一郎氏と30年ぶりタッグ とまらぬ暴走「政界は敵味方入れ替わる」

小泉純一郎元首相「脱原発」で宿敵・小沢一郎氏と30年ぶりタッグ とまらぬ暴走「政界は敵味方入れ替わる」

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小泉純一郎元首相は15日、 自由党の 小沢一郎代表が塾長を務める政治塾が東京都内で開いた夏季集中講義で講演した。 2人は自民党時代からの 宿敵。 しかし、 小泉氏は小沢氏と…
小泉純一郎元首相は15日、自由党の小沢一郎代表が塾長を務める政治塾が東京都内で開いた夏季集中講義で講演した。2人は自民党時代からの宿敵。しかし、小泉氏は小沢氏と共通の主張である「原発ゼロ」の実現に向けた持論を展開し、反安倍晋三政権でタッグを組む姿を演出した。自民党出身の元首相による“暴走”はとどまるところを知らない。(原川貴郎、小沢慶太)
「今はもう、わだかまりは全くない。だから私、来たんですよ。政界で敵味方はしょっちゅう入れ替わりますから…」
小泉氏は政治塾の塾生を前に小沢氏との「和解」をこう強調した。2人が足並みをそろえる姿は平成元年、自民党幹事長に就任した小沢氏が小泉氏を全国組織委員長に指名したとき以来、実に約30年ぶりだ。2人はその後、党内で激しく対立した。
現役時代の小泉氏は、小沢氏が中心にいた自民党田中派の流れをくむ「経世会」を目の敵にしてきた。経世会支配に対抗すべく、3年に結成したのが山崎拓元副総裁、加藤紘一元幹事長との「YKK」だった。
小沢氏が5年に自民党を離れた後は、非自民勢力の結集を繰り返す小沢氏と対決した。首相在任中の18年5月には、旧民主党代表に就いたばかりの小沢氏と党首討論で激突している。
そんな2人の邂逅(かいこう)を後押ししたのは「原発ゼロ」だった。
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