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米最高裁判事に保守派カバノー氏 トランプ氏自ら面接

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トランプ米大統領は9日、 連邦最高裁判所判事に連邦控訴裁判事の ブレット・ カバノー氏(53)を指名すると発表した。 共和党に極めて近く、 保守派とリベラル派が伯仲している最高裁内の バランスが保守寄りに傾くと…
トランプ米大統領は9日、連邦最高裁判所判事に連邦控訴裁判事のブレット・カバノー氏(53)を指名すると発表した。共和党に極めて近く、保守派とリベラル派が伯仲している最高裁内のバランスが保守寄りに傾くと見られる。就任のためには議会上院の承認が必要だ。共和党が多数を確保している11月の中間選挙前までに承認できるかが焦点となる。
トランプ氏は9日夜、ホワイトハウスでカバノー氏の指名を発表。「米国で彼よりこの職につくのにふさわしい人間はいない」と述べた。カバノー氏は引退するアンソニー・ケネディ最高裁判事(81)の助手を務めた後、スター独立検察官の助手としてクリントン元大統領の不倫疑惑を調査。ブッシュ(子)元大統領に連邦控訴裁判事に指名され、2006年から務めてきた。
トランプ氏による最高裁判事の指名は、昨年の保守派のゴーサッチ氏に続き2人目。最高裁判事は任期や定年がない終身制で、数十年にわたり司法界で影響力を持つ。トランプ氏は「大統領による最も重要な決定の一つ」と話していた。米メディアによると、トランプ氏は公表した25人の候補者リストのうち6人程度を自ら面接し、決めた。
最高裁人事をめぐっては、在職30年で現役最長のケネディ氏が7月末に引退すると発表。判事9人で構成される最高裁でケネディ氏は保守寄りの中間派とされ、保守派とリベラル派が同数いる現態勢でケネディ氏の1票は大きな影響を与えてきた。
共和党は8月末には司法委員会でカバノー氏の公聴会を開きたい考えだ。承認には上院の過半数が必要だが、現状は51対49で共和党がわずかに上回っているため、約3割が改選する11月の中間選挙前に承認を得られるかが焦点となる。(ワシントン=香取啓介)

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