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南北離散家族、約3年ぶりに再会 首脳会談で合意

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朝鮮戦争で生き別れとなった南北の 離散家族の 再会事業が20日、 北朝鮮の 金剛山で始まった。 26日までの 間、 韓国側からは計534人が参加する。 再会事業は2015年10月以来、 約2年10
【ソウル=恩地洋介】朝鮮戦争で生き別れとなった南北の離散家族の再会事業が20日、北朝鮮の金剛山で始まった。26日までの間、韓国側からは計534人が参加する。再会事業は2015年10月以来、約2年10カ月ぶり。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が4月の南北首脳会談で、8月の事業再開を約束していた。 南北離散家族の再会事業に参加するため北朝鮮の金剛山に向かう韓国側参加者ら(20日、韓国の南北出入事務所)=AP 離散家族にとっては朝鮮戦争の休戦協定が締結された1953年以来、65年ぶりの親族との再会になる。北朝鮮の非核化や南北の経済協力は膠着しているが、離散家族の再会は南北融和を象徴する事業として双方が推進する姿勢をとった。 20日は離散家族を含む韓国側の参加者197人が軍事境界線を越えて北朝鮮入り。金剛山ホテルで北朝鮮側の家族185人と面会した。 文大統領は20日、大統領府の会議で「定期的な再会や故郷訪問など再会事業を拡大しなければならない」と述べた。韓国の離散家族は1千万人に上るとされる。統一省によると、なお5万6千人余りが北朝鮮側にいる親族との再会を希望している。このうち6割以上が80歳を超えるなど高齢化が進む。定例化の具体策は9月の南北首脳会談の議題となりそうだ。 南北は当局間の再会事業を85年に初めて実施し2000年の南北首脳会談以降、本格化した。韓国が保守政権の間は途切れがちになり、核実験や弾道ミサイル発射で南北関係が悪化した15年からは全面中断していた。 南北首脳が署名した4月の板門店宣言には「人道問題を至急解決する努力」として、再会事業の実施が明記された。北朝鮮は韓国側に合意に沿った経済協力の実行などを求めており、予定通りの実施に応じた。

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