大阪府警富田林署で勾留中だった樋田淳也(ひだ・ じゅんや)容疑者(30)が逃走した事件で、 逃走直後に原付きバイクが盗まれた大阪府松原市の 民家は、 樋田容疑者が使っていたガレージから約30メートルの 場所だったことが捜査関係者への 取材で分かった。 実家にも近く、 府警は樋田容疑者が盗んだ自転車を放置した後に土
大阪府警富田林署で勾留中だった樋田淳也(ひだ・じゅんや)容疑者(30)が逃走した事件で、逃走直後に原付きバイクが盗まれた大阪府松原市の民家は、樋田容疑者が使っていたガレージから約30メートルの場所だったことが捜査関係者への取材で分かった。実家にも近く、府警は樋田容疑者が盗んだ自転車を放置した後に土地勘のある地元に移動し、原付きバイクに乗り換えて逃走した可能性があるとみて調べている。
樋田容疑者は今月12日夜、署の面会室で弁護士と接見した後、間仕切り用のアクリル板を壊して逃走した加重逃走の疑いで、全国に指名手配されている。
樋田容疑者は署の近くで赤い自転車を盗んで北へ向かったとみられ、14日夜、富田林市の北側にある羽曳野市内の路上に放置された自転車が見つかった。
一方、原付きバイクは13日午前0時ごろ、羽曳野市に隣接する松原市の民家から盗まれているのに住人の男性が気付き、松原署に届け出た。
捜査関係者によると、樋田容疑者は以前、この民家から約30メートル離れたガレージを使用。府警が5月に内部を捜索した際、当時多発していたひったくり事件で盗まれたかばんなどの被害品や、事件に使われたとみられる果物ナイフや着衣も見つかった。
樋田容疑者の実家は民家から約700メートル。府警は逃走後に松原市内に移動した疑いがあるとみて行方を追っている。【村田拓也、伊藤遥、土田暁彦】