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高知商、2試合連続2桁安打

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○高知商(高知)12-6慶応(北神奈川)●(12日・ 阪神甲子園球場、 2回戦) 高知商が相手の 警戒網を打ち破って2試合連続2桁安打の 猛打を振るった。 かつての 「黒潮打線」 が復活したようだ。
○高知商(高知)12-6慶応(北神奈川)●(12日・阪神甲子園球場、2回戦)
高知商が相手の警戒網を打ち破って2試合連続2桁安打の猛打を振るった。かつての「黒潮打線」が復活したようだ。
1回戦の山梨学院戦で16安打14得点の高知商打線について、慶応の森林監督は「序盤で相手の勢いを消したい」と考えていた。球威で押す先発左腕・生井に、初戦で3安打3打点の2番・西村への変化球攻めを指示した。各打者にもデータから割り出した守備シフトを敷いた。
それでも高知商はものともしない。二回、同点としてなお1死一、三塁。西村は追い込まれてから低めの難しい変化球に「対応できた」と左翼線に運び、2点二塁打とした。さらに3安打を集め、敵失も重なり一挙7得点。森林監督を「マークしていた選手に打たれたのは監督の責任。(警戒の)上をいかれた」と脱帽させた。
「黒潮打線」と言えば、1974年の夏の優勝経験を持つ銚子商(千葉)の印象が強いが、78年夏準優勝の高知商もその看板を掲げたことがあった。80年センバツ優勝メンバーの上田監督に「復活ですね」と問うと「今よりもっと打っていた」と笑う。2回戦も2安打3打点の活躍にも1年生の西村は「全打席ヒットを狙った。全然満足していない」と意気軒高だ。2試合で28安打26得点の高知商の勢いは止まりそうにない。【吉見裕都】

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