EU=ヨーロッパ連合は、 フォルクスワーゲンなどドイツの 自動車メーカーが、 排ガスの 浄化技術の 開発競争を回避するため談合を行…
EU=ヨーロッパ連合は、フォルクスワーゲンなどドイツの自動車メーカーが、排ガスの浄化技術の開発競争を回避するため談合を行っていた疑いがあるとして、調査を始めました。 これはEUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会が18日、発表しました。 それによりますとBMWとダイムラー、それにアウディとポルシェを含むフォルクスワーゲングループは、排ガスに含まれる有害物質を減らす技術の開発を互いに抑制するよう談合し、正当な競争を回避した疑いがあるということです。 EUで競争政策を担当するベステアー委員は声明を発表し、「技術としては可能であるにもかかわらず、汚染の少ない自動車を消費者が購入する機会を奪った可能性がある」として日本の独占禁止法にあたるEU競争法違反の疑いで調査を始めたことを明らかにしました。 これについてフォルクスワーゲンとダイムラーはそれぞれNHKの取材に対し、「調査中のためコメントできない」と話しています。 ドイツ車をめぐっては、フォルクスワーゲンが排ガス規制を逃れていた不祥事が明るみになるなど、不正や疑惑が相次いで浮上しています。