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「がんを治す免疫療法の新たな刺激に」ノーベル賞の米研究者

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京都大学特別教授の 本庶佑さんとともにノーベル医学・ 生理学賞の 受賞者に選ばれたアメリカの ジェームズ・ アリソン博士は1日、 ニ…
京都大学特別教授の本庶佑さんとともにノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれたアメリカのジェームズ・アリソン博士は1日、ニューヨークでがんの学会に出席し「ノーベル賞ががんを治す免疫療法の新たな刺激になることを願う」と述べました。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのジェームズ・アリソン博士は、ニューヨークで開かれたがんに関する学会に出席し、出席者から大きな拍手で迎えられました。 アリソン博士は「患者を治すため免疫療法を研究している多くの人にとって、ノーベル賞が新たな刺激になることを願う」と述べ、研究の進展に期待を示しました。 今回ノーベル賞の受賞が決まった免疫療法は、がん治療の中で最も注目される分野となっていて、アメリカでは、本庶さんとアリソンさんの研究をもとに開発された2つの薬が乳がんやすい臓がんなど、現在は対象となっていないがんにも使うことができるか、安全性や効果を確かめる1100余りの臨床試験が計画、または実施されています。 一方で、免疫療法は治療費が極めて高く、白血病の別の新しい免疫療法は1回の投与でおよそ5000万円かかるともいわれ、どのように多くの患者が受けられるようにするかが課題となっています。

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