犠牲者が1400人を超えたインドネシア・ スラウェシ島の 地震と津波から５日で一週間になりますが、 大きな被害が出たパル市内で…
犠牲者が1400人を超えたインドネシア・スラウェシ島の地震と津波から５日で一週間になりますが、大きな被害が出たパル市内では、がれきの下に閉じ込められている人たちの捜索活動が続いています。 インドネシアのスラウェシ島の中部で先月28日に起きたマグニチュード7.5の地震と津波では、これまでに1407人が死亡し、2549人が大けがをしたことが確認されています。 パル市内にある７階建ての「ロアロアホテル」は、地震によって低層の階が完全に押しつぶされ、高層階の骨組みだけがかろうじて残っている状態で、現場では、ショベルカーなどの重機を使った捜索活動が続いています。 倒壊現場からは、これまでに７人が助け出されましたが、21人が遺体で見つかり、依然として20人以上ががれきの下に閉じ込められているものと見られているということです。 ホテルの前には行方がわからなくなっている人の家族が集まり、悲痛な表情で捜索活動を見守っています。 娘がホテルで働いていたハン・ボンボンゴイさん（54）は、地震の翌日からずっと待ち続けているということで、「娘は先週土曜日に家に戻って日曜には家族で一緒に教会に行く予定にしていましたが、こんなことになってしまいました。きょうこそ娘が見つかるよう願っています」と話していました。
