Home Japan Japan — in Japanese 伯和・田中友、見せつけた走塁の質 野手揺さぶり勝利 都市対抗

伯和・田中友、見せつけた走塁の質 野手揺さぶり勝利 都市対抗

130
0
SHARE

第92回都市対抗野球大会第2日は29日、東京ドームで1回戦があり、3年ぶり10回目出場の東広島市・伯和ビクトリーズが、2年連続20回目出場の高知市・四国銀行を降し、9年ぶりに2回戦に進んだ。
 10安打6得点で昨年8強の高知市を退けた、と試合を評すると、東広島市が強打のチームであるように聞こえるが、内山孝起監督は「本来、打てるチームではない」と言う。
 勝因は序盤の攻撃、突き詰めて言えば …

第92回都市対抗野球大会第2日は29日、東京ドームで1回戦があり、3年ぶり10回目出場の東広島市・伯和ビクトリーズが、2年連続20回目出場の高知市・四国銀行を降し、9年ぶりに2回戦に進んだ。 10安打6得点で昨年8強の高知市を退けた、と試合を評すると、東広島市が強打のチームであるように聞こえるが、内山孝起監督は「本来、打てるチームではない」と言う。 勝因は序盤の攻撃、突き詰めて言えば走塁だ。三回2死二塁。左打者の藤沢直樹が、中堅を守る真田一斗の一歩手前に落ちるライナー性の当たりを放つと、二塁走者の田中友博は迷わず三塁も蹴った。高いフライではなかったため、ギャンブルにも近い走塁に見えたが、結果としてショートバウンドした打球を真田が取り損ない(記録は中前打)、田中友は悠々と生還した。 真田には田中友の好スタートが見えていた。直前の盗塁も含め「帰塁を含めた走塁の質が相当高い」と感じていた。だからこそ、リスクを冒してまで中飛に仕留めようと思った。一方の田中友は「取り損なっていなかったら、セーフになっていたかどうか分からない」と言いつつ、「そう簡単にチャンスがやってくるとは思えない」と“脚”に賭けた。ギリギリの心理戦の結果、勝利の女神は東広島市にほほえんだ。 東広島市の好走塁は、田中友の右前打で一塁から一気に三塁を陥れた池田侑矢にも見られた。さらに、JABA岡山大会やオープン戦で高知市と対戦した際に、内山監督は主力選手の肩の強さを把握していた。ベンチワークも勝利をたぐり寄せた重要な要素だろう。 第92回都市対抗野球の特集サイト( https://mainichi.

Continue reading...