政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として「医療のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。
このうち「医療のひっ迫具合」は「病床使用率」「入院率」「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。 …
政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として「医療のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。 このうち「医療のひっ迫具合」は「病床使用率」「入院率」「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。 内閣官房が発表した北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県、それに沖縄県の13都道府県では今月8日時点で多くの地域で「ステージ3」を下回っています。 なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。 医療ひっ迫 病床使用率 まず医療のひっ迫具合です。 病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。 病床全体の使用率は、 ▽北海道で1%、 ▽埼玉県で3%、 ▽千葉県で2%、 ▽東京都で2%、 ▽神奈川県で3%、 ▽岐阜県で5%、 ▽愛知県で2%、 ▽三重県で3%、 ▽京都府で2%、 ▽大阪府で4%、 ▽兵庫県で4%、 ▽福岡県で1%、 ▽沖縄県で2%となっています。 医療ひっ迫 入院率 入院率はステージ3が40%以下、ステージ4が25%以下が目安です。 入院率は、内閣官房発表の13都道府県すべてで適用外となりました。 【「適用外」について】 指標の「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。 新型コロナウイルスの患者が増加すると本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから、「入院率」は数値が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。 ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は以下の場合には適用されないとしています。 ▽療養者数が人口10万人当たり10人未満の場合。 ▽新規陽性者数のうち入院が必要な人が発生届の翌日までに入院できている場合です。 こうした自治体についてはステージの判断は行われません。 医療ひっ迫 重症者用の病床使用率 重症者の病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。 重症者用の病床使用率は、 ▽北海道で0%、 ▽埼玉県で7%、 ▽千葉県で1%、 ▽東京都で4%、 ▽神奈川県で3%、 ▽岐阜県で2%、 ▽愛知県で2%、 ▽三重県で0%、 ▽京都府で0%、 ▽大阪府で3%、 ▽兵庫県で2%、 ▽福岡県で3%、 ▽沖縄県で5%となっています。 療養者数 続いて療養者数は、人口10万人当たりステージ3が20人以上、ステージ4は30人以上が目安です。 ▽北海道で2人、 ▽埼玉県で1人、 ▽千葉県で1人、 ▽東京都で2人、 ▽神奈川県で1人、 ▽岐阜県で5人、 ▽愛知県で2人、 ▽三重県で1人、 ▽京都府で1人、 ▽大阪府で4人、 ▽兵庫県で3人、 ▽福岡県で2人、 ▽沖縄県で8人でした。 検査陽性率 最近1週間のPCR検査などの陽性率です。 ステージ3が5%以上、ステージ4が10%以上が目安です。 ▽北海道で0.