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食用油値上げ ことし4回目 原料の取引価格 高止まり続く

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大手食用油メーカー各社は今月1日から食用油の値上げに踏み切りました。原料となる大豆や菜種の取引価格の高止まりが続いているためで、値上げはことしだけで4回目となります。

食用油大手の「日清オイリオグループ」「J‐オイルミルズ」「昭和産業」の3社は家庭用と業務用の食用油を今月1日の納品分から値上 …
大手食用油メーカー各社は今月1日から食用油の値上げに踏み切りました。原料となる大豆や菜種の取引価格の高止まりが続いているためで、値上げはことしだけで4回目となります。 食用油大手の「日清オイリオグループ」「J‐オイルミルズ」「昭和産業」の3社は家庭用と業務用の食用油を今月1日の納品分から値上げしました。 このうち家庭用は ▽3社とも1キロ当たり30円以上の値上げです。 また業務用では ▽1キロ当たりで日清オイリオグループとJ‐オイルミルズが30円以上 ▽16.5キロの一斗缶では日清オイリオグループと昭和産業が500円以上それぞれ値上げしました。 値上げの理由について各社では主な原料となる大豆や菜種などについて ▽コロナ禍からの経済活動の正常化を受けて中国などが輸入を増やし ▽世界的な脱炭素の動きからバイオ燃料向けの需要も伸びる一方 ▽供給面では主な産地の北米の天候不良で生産量が減少していることから、取引価格の高止まりが続いているためなどとしています。 食用油の値上げは各社ともことし4回目で、家庭用で見るとことしだけで1キロ当たり130円から140円以上上昇していて、暮らしに身近な食品の家計への負担が一段と重くなっています。 原料の大豆・菜種 大きく値上がり 食用油の原料となる大豆や菜種の国際的な取引価格は、産地の天候不順や海外での需要の増加などを背景にこの1年で大きく値上がりしています。 農林水産省の調べによりますと、穀物取引の国際的な指標となっているシカゴ商品取引所の大豆の先物価格は ▽去年10月には1トン当たり375.

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