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今年の一皿に「アルコールテイスト飲料」 酒類の提供制限で

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この1年、話題となり、世相を反映した食を選ぶ「今年の一皿」に、「アルコールテイスト飲料」が選ばれました。新型コロナウイルスの影響で、酒類の提供が制限された飲食店で取り扱いが増えたことなどが理由です。

「今年の一皿」は、食に関する情報の調査会社がインターネット上の検索 …
この1年、話題となり、世相を反映した食を選ぶ「今年の一皿」に、「アルコールテイスト飲料」が選ばれました。新型コロナウイルスの影響で、酒類の提供が制限された飲食店で取り扱いが増えたことなどが理由です。 「今年の一皿」は、食に関する情報の調査会社がインターネット上の検索数や消費者へのアンケートなどをもとに毎年、この時期に発表しています。 ことしは、 ▽アルコール度数1%未満の「アルコールテイスト飲料」や、 ▽「昆虫食」 ▽パンにクリームをはさんだスイーツの「マリトッツォ」 それに、 ▽時短で料理が作れる「ミールキット」が、候補に選ばれました。 そして、選考の結果「アルコールテイスト飲料」が、今年の一皿に決まりました。 これは、新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言などで、酒類の提供が制限される中、多くの飲食店でアルコールに代わる飲み物として、ノンアルコールのビールやカクテルなどが取り扱われるようになったことに加え、飲料メーカー各社が相次いで新商品を投入し、お酒を飲まない人の間でも定着してきたことなどが理由です。 「ぐるなび総研」の家中みほ子さんは「ことしも新型コロナが食文化に大きく影響した年となった。アルコールテイスト飲料は、お酒を好む人にも、好まない人にとっても、新しい選択肢になったと思う」と話しています。 ノンアルコール 市場拡大で期待も アルコール度数1%未満の「アルコールテイスト飲料」の市場は、健康志向の高まりや、コロナ禍の“巣ごもり需要”を追い風に拡大しています。 調査会社の「富士経済」によりますと、アルコール度数が1%未満のビールやカクテル、それにチューハイなど、ノンアルコール商品のことしの市場規模は986億円で、新型コロナの感染拡大前のおととしと比べて20%近く増加すると見込まれています。 さらに、5年後の2026年には、1163億円まで拡大する見通しです。 こうした中、ビール大手各社の間では、需要の高まりに加え、若者のアルコール離れなどに対応しようと、ノンアルコールや、従来より度数を抑えた低アルコールの商品の投入を強化する動きが出ています。 このうちアサヒビールは、飲料全体の販売数量のうち、ノンアルコールと、アルコール度数が3.

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