Домой Japan Japan — in Japanese 「封じ手の局面、勝敗分けるかも」 名人戦第5局、稲葉八段の目

「封じ手の局面、勝敗分けるかも」 名人戦第5局、稲葉八段の目

64
0
ПОДЕЛИТЬСЯ

岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で28日始まった第80期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)第5局は、挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)が48手目を封じて1日目の対局を終えた。解説の稲葉陽八段は「封じ手の局面は手が広く、ここでの対応が勝敗を分けるかもしれない」として、中盤の勝負どころを迎えているとの見方を示した。 …
岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で 始まった第80期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)第5局は、挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)が48手目を封じて 目の対局を終えた。解説の稲葉陽八段は「封じ手の局面は手が広く、ここでの対応が勝敗を分けるかもしれない」として、中盤の勝負どころを迎えているとの見方を示した。
先手番の渡辺明名人(38)は第2、3局に続いて角換わりを選び、斎藤は早繰り銀対腰掛け銀だった第2局とは形を変え、△7三銀(20手目)から相早繰り銀に進めた。
渡辺が指した▲5八玉(27手目)~▲6八玉(33手目)の手順は「読みにくい手。斎藤八段の研究を外した手ではないか」とみる。対する△4五歩(34手目)に47分の長考で渡辺は▲同銀と応じたが、「このあたりで渡辺名人の研究からも離れ、読み合いに入ったのだろう」(稲葉八段)。
渡辺が▲4五歩と仕掛けたのが封じ手局面。封じ手時刻の約40分前に指され、「難しい決断を相手に委ね、封じ手時刻まで斎藤八段に時間を使わせようという渡辺名人の勝負術がうかがえる」という。候補手は△4五同歩、△5三角、△5三銀などを挙げたが、稲葉八段は41分の考慮で封じ手時刻通りの午後 半に封じたことを「割とあっさりと封じた」と意外に映ったという。
「41分でさっと決断したなら△5三銀かとも思うが、斎藤八段がその前から深く考えていて大丈夫だと思っていたら、相手の飛車をにらむ△5三角もある。かなりの決断の一手になる」といい、封じ手に注目している。
「第80期名人戦」の特集サイト(https://mainichi.

Continue reading...