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名人戦第3局「1日目にしては濃密」 及川拓馬七段が読む2日目

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渡辺明名人(38)に斎藤慎太郎八段(29)が挑戦し、渡辺の2連勝で迎えた第80期名人戦七番勝負の第3局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)は7日、福岡市中央区の「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」で始まり、同日午後6時半、渡辺が49手目を封じて1日目の対局を終えた。及川拓馬七段は「ポイントの局面が多く、1日目にしては濃密な内容だった」と振り返った。 …
渡辺明名人(38)に斎藤慎太郎八段(29)が挑戦し、渡辺の2連勝で迎えた第80期名人戦七番勝負の第3局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)は7日、福岡市中央区の「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」で始まり、同日午後6時半、渡辺が49手目を封じて1日目の対局を終えた。及川拓馬七段は「ポイントの局面が多く、1日目にしては濃密な内容だった」と振り返った。 特に大きなポイントは二つ。一つは、18手目まで第2局と同じ局面で進んだ後に渡辺が指した▲2四歩。「△同歩▲同飛△1三角があるが、▲3四飛△2三銀▲3五飛と進めば1歩得でいいという手。斎藤八段は△1三角ではなく△5五角を指したが、渡辺名人はその後の▲8八飛(43手目)までを想定した恐ろしい構想を持っていた」と解説した。 もう一つのポイントは、斎藤が79分を費やして指した△7三桂(44手目)。直前の△7四歩とセットの手で、「この桂馬が跳ねることができれば大きいが、その後に桂損が待っているためハイリスクでもあり、決断の一手」と断言した。 封じ手の局面は、「渡辺名人は駒得が主張で、斎藤八段は玉形を強化しやすく5四馬が好位置にいて、意外にバランスは取れている。渡辺の攻めをしのいだ斎藤が反撃に転じるか、駒組みを優先するかを選ばないといけない」という。 封じ手候補に挙げたのは、桂得を確定させる▲7三歩成と、受けに回る▲7八金。及川七段のイチオシは「先手は囲いをまず強化してから反撃に転じたい」と後者だった。 「第80期名人戦」の特集サイト( https://mainichi.

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