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キリンビールは 、ビールの新ブランド「キリングッドエール」(以下、グッドエール)を全国で発売した。「一番搾り」「晴れ風」に続く、次世代の定番ビールとして位置付ける。同日に開かれた発表会で堀口英樹社長は、「未来に向けたキリンの次世代定番ビール、全く新しいキリンビールが『キリングッドエール』。自信を持ってお届けできるビールが誕生した」と意気込みを語った。
グッドエールは、フルーティーな味と香り、すっきりとした後味が特徴だ。ホップには香り成分だけを抽出した「Cryo Hop」(クライオホップ)を初採用。製造でも新たな設備投資を行い、素材と製法の両面で品質を高めた。
同社が月1回以上ビールを飲む人を対象に実施した調査では、スタンダードビールについて「せっかくなら良いものを買いたい」と答えた人が約6割に上った。グッドエールは、ビールに「ちょっとしたご褒美」を求めるニーズに応えるブランドとして構築する。
価格は、350ミリリットル缶がオープン価格で253円。既存の一番搾りや晴れ風よりも、やや高価格帯に位置する。山形光晴副社長は価格設定について、「日常的に手が届く価格帯であることは重要。その上で、『せっかくなら良いものを買いたい』という声に応えられるビールにした」と説明した。 の販売目標は約60万ケースとしている。
グッドエールの発売に合わせ、「グッドエールJAPAN」キャンペーンを展開する。47都道府県の自治体と連携し、売り上げの一部を地域コミュニティーの活性化のために寄付する取り組みのことだ。グッドエールを購入すると、350ミリリットル1缶につき0.