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【タイ洞窟少年救出】現場を観光地PRと映画化の動き

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救出の 準備作業をする関係者(ロイター) タイ当局は8日午前10時(日本時間正午)から、 北部チェンライ県の タムルアン洞窟…
タイ当局は8日午前10時(日本時間正午)から、北部チェンライ県のタムルアン洞窟内に先月23日から16日間にわたり閉じ込められていた少年ら13人の救出作業についに着手し、少年4人が救出された。 地元サッカーチームの11~16歳の少年12人と男性コーチ(25)の13人は先月23日、洞窟へ冒険に出かけ、雨による増水で外へ出られなくなった。 その後の捜索で今月2日、少年らが発見されたが、地元紙は「少年らが来た道を引き返して脱出するには、深さ約5~10メートルの浸水箇所を潜水し、急な勾配で滑りやすい場所を通って、入り口までの計約5キロの距離を抜ける必要があった」と、脱出までの過酷な道の様子を伝えている。 洞窟の入り口までは視界が悪く、ガイドロープが引かれており、それを頼りに脱出。約5キロの道のりには、25メートルおきに交換用酸素ボンベを配置した。 救出作業は体力のある者から1人ずつ、時間の間隔を空けて行われ、1人につき2人のダイバーが付き添った。当局は「排水作業で洞窟内の水位が低下し、脱出の環境が改善したことや、今後は大雨の予報もあり、再び水位が上昇する前の脱出を決断した」と言い、作業着手に最適な時期と判断した。 6日には、酸素ボンベを運んでいた元海軍特殊部隊の男性ダイバー(38)が、洞窟の入り口へ戻る途中にボンベの酸素を使い果たし死亡。そのためタイ国内では潜水での救出方法の危険性を指摘する声が高まっていた。そんななか、大きなパニックに陥ることもなく4人の救出が確認された。全員の救出には数日かかるとみられるが、地元民はひとまず安堵だ。 また地元では、洞窟を観光地としてPRしようという動きが出ている。「少年らと若者の男性が2週間以上も閉じ込められ、奇跡的に生還したこの話を、映画化しようという話が出ています」(業界関係者)と話す。仏教徒が多く、温和な国民性らしい話かもしれない。

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