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警察官、避難誘導中不明に=「早く出てきて」と家族-広島市安芸区

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記録的豪雨で甚大な被害が出た広島市安芸区では、 若い警察官2人が土砂にの まれた。 猛烈な雨が降る6日夜、 居合わせた人々を避難誘導中だった。 土砂や流木が折り重なる現場では懸命の 捜索が続く。 酷暑の 中、 その 様子を見守る家族がいた。 【関連ニュース】 西日本豪雨 広島県警呉署交通課の 晋川尚人さん(28)と山崎賢弘さん(29)。 山崎さんは17日までに、 遺体で発見され、 晋川さんは豪雨から10日以上がたっても安否は不明の ままだ。 「早く出てきてほしい」 。 晋川さんの 父親、 芳宏さん(54)が声を絞り出す。 その 日、 2人は
記録的豪雨で甚大な被害が出た広島市安芸区では、若い警察官2人が土砂にのまれた。猛烈な雨が降る6日夜、居合わせた人々を避難誘導中だった。土砂や流木が折り重なる現場では懸命の捜索が続く。酷暑の中、その様子を見守る家族がいた。
【関連ニュース】西日本豪雨
広島県警呉署交通課の晋川尚人さん(28)と山崎賢弘さん(29)。山崎さんは17日までに、遺体で発見され、晋川さんは豪雨から10日以上がたっても安否は不明のままだ。「早く出てきてほしい」。晋川さんの父親、芳宏さん(54)が声を絞り出す。 その日、2人は勤務を終え、車で帰宅途中だった。晋川さんは雨音が響く電話で、妻に「土砂に巻き込まれた。避難する」と伝えた後、連絡がつかなくなった。
芳宏さんによると、2人は山あいの県道付近で、他の車に乗っていた人たちを歩いて誘導していたとみられる。芳宏さんは「警察官として職務を全うしたと思う」と自らに言い聞かせるように話した。 現場に重機が入る13日まで、芳宏さんは尚人さんの弟賢也さん(24)らと手作業で周囲を掘り続けた。賢也さんは「人の命を救って誇らしい、尊敬していると伝えたい」と兄への思いを語る。 芳宏さんによると、晋川さんは子供のころ剣道を教えてくれた警察官に憧れた。「人助けをしたい」という思いが強かった。最近建てたばかりの家で、妻と2歳の長男と暮らしていた。(2018/07/17-23:30)

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