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前例ない地域で災害も…日光や箱根、豪雨の恐れ

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異例の 進路を取る台風12号では、 これまで被害があまり起きていない地域で災害が起きる可能性があるとして、 気象庁が厳重な警戒を呼びかけている。 関東甲信地方は上陸の 可能性が低いが、 24時間雨量が400ミリに達する地点もある【科学・ IT】
異例の進路を取る台風12号では、これまで被害があまり起きていない地域で災害が起きる可能性があるとして、気象庁が厳重な警戒を呼びかけている。
関東甲信地方は上陸の可能性が低いが、24時間雨量が400ミリに達する地点もあるとみられる。気象庁の桜井美菜子・天気相談所長は「日光や秩父、箱根などは、東向きの斜面にあり、台風へ吹き込む風で雲ができやすい」と、豪雨の可能性を指摘する。
台風12号は、中心部に目がなく、雲が集まっている。その部分が接近してきた地域は、急激に風雨が強くなるという。上陸は28日深夜から29日未明と予想される。危険が予想される地域では、できるだけ明るいうちに避難しておきたい。
その行動は、「避難勧告」や「避難準備・高齢者等避難開始」が出された時点で始めるのが望ましい。より緊急性の高い「避難指示」の段階になると、すでに土砂崩れや洪水などが起きていて、避難すること自体が危険を伴う場合もある。桜井所長は「大雨特別警報の発表などを待たず、市町村からの避難勧告に従ってほしい」と呼びかけている。

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