三菱重工業は23日、子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)が開発している国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初納入時期を2年延期して2020年半ばにすると正式発表した。開発費が現在の想定よりも3〜4割増える見通し。安全性を高めるため、機体の設計変更が必要だと判断した。MRJの納入延期は5回目。今後の販売への影響は必至で、開発は正念場を迎えそうだ。 東京都内で記者会見した三菱重工の宮永俊一社長は「長い事業展開のため、よりよい結果をもたらすだろうという判断のもとに(設計変更を)決断した」と説明。装備品の配置や電気配線を見直すという。
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